城島健司選手(福岡ソフトバンクホークス)
が語るバッティング理論 |
テレビ朝日のスポーツ情報番組で、ホークスの城島選手は、2004年のシーズンは『独楽意識』のバッティング感覚でトライした。2005年の今年は、『○○○○○○意識』で臨んでいる、と語っていた。
アテネ五輪の野球代表で4番を務めた彼のバッティングはパワフルである。そんな彼のよりパワフルな○○○○○○意識のバッティングに是非期待したい。
ただほとんどのプロ野球選手が投手側の足(城島選手なら左足)を、タイミングを取るためなのか、勢いをつけるためなのか、中途半端に上げている動作が気になる。投手側の足上げがタイミング良く成功した例は、現・福岡ソフトバンクホークス監督の王貞治さんしか見あたらない。投手の変化をつけたフォームにタイミングを崩されるパターンがほとんどの現状である。最近各球団のエースに見られるキャッチャー側の足上げを2段階にしている状況がバッターのタイミングを外し凡打に仕留めている例でもわかる。とにかく城島選手の左足上げが改善されるよう望みたいところだ。
※○○○○○○意識を敢えて伏せ字にしたのは、当研究会の考え方と全く同じだからです。
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| イチロー選手の軸意識 |
イチロー選手が大リーグの歴史を変える、シーズン最多安打262本を記録した。この記録を達成した裏には彼のバッティングに対する飽くなき探求心がある。1シーズンでは無く1試合、1打席ごとに進化を求めている、と改めて痛感してしまう。記録達成後のインタビューで「軸」を意識してバットを振っている、という262本達成の秘密を吐露した。この軸意識は福岡ソフトバンクホークスの和田 毅投手を目覚めさせた考え方と一緒だ。バットによって放たれるボールもマウンド上から投げ下ろすボールも軸意識によってこそ発生するキレのあるボールが勝敗を左右する。
今回来日の大リーグの選手たちは、ほとんど全員(投手・野手含めて)軸意識でプレイしている。特に体力・筋力のレベルが高いレッドソックスのオルティスの160メートル弾が軸意識の目で見て判るスウィングフォームだった。フォロースウィングがソフトクリームの渦巻きのように上へ上へとバットを押し上げていった。
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ペタジーニ選手とカブレラ選手は、同じバットの操り方。
だから二人ともホームランバッター。 |
巨人のペタジーニ選手と西武のカブレラ選手は万人が認める長距離バッターである。彼らのバットスウィングはとても似ている。二人ともバットの始動がまるでアーチェリーの弓を放つ瞬間のようである。そしてフィニッシュは鞭が身体に巻き付くが如く自身の背中を叩きつけている。この打法が重いボールを打つバットの操り方なのである。彼らの体力・筋力は並はずれているものの、その力だけではホームランの量産は不可能である。バットの操り方を加味してこその結果なのだ。
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ソフトボール日本代表・銅メダルは当然の結果 |
豪代表チームの3点先制のきっかけになったレフトの守備に、4年前シドニー五輪のアメリカとの決勝戦でサヨナラ負けしたレフトのエラーを思い出した。シドニーの時はレフトの選手の技術に疑問を感じたものだった。しかし今回の失策で日本代表の負けに等しい「銅メダル」の原因の全てを感じることができた。3打点の左中間の打球も同様だったが日本代表の外野手達は、ボールが地面に落下してからも尚伸びてゆく打球を日々の練習で経験することのできない不幸が存在することである。日本国内に「重量級バッティング」が出来る選手がいない、否、そのバッティングの仕方を知らない現状では日本選手達を責めるわけにはいかない。
日豪戦の解説をしていたソフトボール協会の幹部は、豪の投手の球速「百数キロ」を手投げ、上野投手の「百十数キロ」の球速をあたかも「体重の乗ったボール」と断言していたが、たかがより速いボールを投げられるだけで手投げ、非手投げの違いを論じるのは、あまりにも暴論である。超剛速球の手投げボールもあるしスローボールの体重の乗ったボールの存在もあるのである。只只そのような重要な点を理解していない協会幹部、スタッフに責任がある。
今回のアテネ五輪のソフトボールは「重いボール」を投打に繰り出したアメリカ、オーストラリアが「重いボール」の存在すら知らなかった他の国々のチームを圧倒しただけの結果である。(2004.8.10)
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オリンピック日本ソフトボール代表の脆弱さ |
| はたして宇津木監督にアメリカ代表チームを凌駕する策はあるのだろうか?多分それがあったとしても100b先の針先ほどの穴に針を投げ込むほどの確率だろうと思う。日本チームが機動力を生かしているのは理解できる。ただそれが全てのメンバーに要求しているという不合理さに疑問を感じる。ソフトボールであってもクリーンアップトリオはその役目をしっかり果たすべきだし、その3人に選ばれた選手たちはその期待に応えるべき責任がある。しかし現在の日本代表のメンバーにクリーンアップを任せる人材が全くいない。強豪国の一線級ピッチャーにノーヒットに抑えられてしまうか、ボールを捉えたとしても飛球はドン詰まり。「重いボール」の対応が全く出来ていない。これではいくら根性があっても不可能に近い、と言わざるをえない。100回対戦して1回勝つかどうか、の日本代表のレベルである。第一戦のオーストラリア戦に登板した、「世界一早いボールを投げる選手」も世界レベルから見れば「ただ早いだけ」。単に早いだけなら目が慣れるまで時間はそんなにかからない、とプロ野球でも言い古された言葉である。遅いボールでも「体重のかかったボール」の方が何十倍もメリットがある。日本代表の投手陣も攻撃陣も「重いボール」「重量級バッティング」をあまりにも軽視した結果が今眼前にある。技術を軽視し、根性を重視した宇津木JAPANに今後も苦戦が続くだろう。(2004.8.5)
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